石原知事、「若い奴は腰抜け。このまま死ねないよ」(産経新聞)

【石原知事会見詳報】(2)

 −−米ロの核軍縮についてどう思うか?

 「オバマとメドベージェフがやった調印はそれなりの意味があると思います。そんなことの前に、核兵器そのものが今日の世界の情勢の中で、お金をかけて作った兵器としてのユーティリティーがあるのかね? もうなくなっていると思うよ。今更どこの国がどこでどんな核を使うんですか? 使った瞬間その国は逆に報復を受けて滅びると思うね」

 「北朝鮮だってそんなもの使えるわけがない。使ったらですね、一発で報復されて滅びますよ。同じように誰がどこで使うつもりなのか分からないが威嚇のためには効果があっても実際に使うことは絶対できない」

 「地球は今そんな状況ではない。環境問題というのはもっと深刻で、じわじわ首を絞めてきているときにね。私はね、そんな問題を考えればね、核兵器の存在意義というか、価値はどんどん限定されてきているし、作っても使う国がどこにどういうケースがあるか、私は想像がつかないですね。あり得ないことだと思います」

 −−最近、自民党員を中心に次期知事選への出馬待望論があるが

 「ああ。それは無理だね。もうそんな年寄りをいじめない方がいいよ」

 −−知事を新党結成への協力に突き動かしているのは国を憂う気持ちなのか

 「国を憂うのは誰だって憂うものですからね。今度の(新党を結成するメンバーも)老人たちだって。みんな老人。じゃ若い奴は何してんだ? みんな腰抜けじゃないか、言わせれば。君(記者)だって戦争の体験ないだろ。僕なんか戦争の経験、体験あるけどその人間たちはこれは本当にこのまま死ねないよ。そういう気分になってるよ」   「大体だな、大学生の入学式に親がついてくるバカな時代になっちゃった。何だ、この様は本当に。みんなで考えたらいいよ」

 −−改めて民主党政権に思うところはあると思うが?

 「いや、それも明日。明日はとにかく皆さんにお話をいたします。ただ、まあね、『世界は見てるな』と思ってさ。この間、(京都大学名誉教授)の市村真一さんの論文に出て『へぇ』と思ったのは…。みんな知ってるんだな。知ってるか知らないか知らないが。ニューヨークで働いてる日本人たちがね、日本の状況をとらえて面白いジョーク言ってるそうだよ。みんな知ってんだろ? 知ってますか、皆さん。面白いんだこれ」

 「日本の東京では変な鳥が頑張ってると。『あれは何か知らんけど鷺(さぎ)じゃないか?』 アメリカ人は『チキン(ニワトリ)だ。チキンレースで途中で逃げちゃうチキンだ』。中国人は『鴨(かも)』だ。ヨーロッパ人は『あれはアホウドリ』だ」

 「このごろ、1つ加わってね。面白いね。ある日本通のヨーロッパ人は『あれは誰かに飼われてる鵜(う)飼いの鵜だ』と。当人は『私、鳩(はと)です』とね。『やっぱりあれは雁(ガン)だ』ってさ。出来すぎてるじゃないか。なあ? 情けないよ、本当に」

 −−杉並区長と元横浜市長ら首長経験者が参院選へ新党結成に動いていることについて…

 「そんなのはそっちに聞いてくれ。おれに聞いたって分からんよ」

 「結構ですね。結構なことだと思います。この間、全国知事会議でね、みんな鬱憤(うっぷん)やることなく、とにかくね、(外国人の地方参政権付与について)反対をはっきり唱えたのは私とあと2人ぐらいだったけれど。すべての知事が『外国人の地方の参政権をもっともっと慎重に論議すべきだ』と。憲法の問題も『もう1回、真剣に討議すべきだ』と言ってました。その通りだと思いますね」

 「地方の行政っていうのは国を左右する案件がいっぱいあるわけですよ。そういったものをね、国籍を持たない外国人が決めてだね、それで国運が傾いていったらかなわないよ。地方主権なんてことを今の政権言い出したけど、地方分権じゃなしに」

 「その地方主権を最も恐ろしい形で侵害する可能性がある議案をだね、どういう動機で言い出して持ち出すか(分からないが)、論外だと思いますな。言ってること、地方主権と全然矛盾してるじゃないですか」

 −−最近、第三極として政党が次々と出てきているが

 「当然の傾向だと思います。それをどう束ねるか、束ねないかは次の勝負だと思いますね。はい」

【関連記事】
石原知事は出馬せず 夏の参院選で平沼氏
石原知事、外国人地方参政権付与「東京は絶対反対」
石原知事が同席 新党協議始まる 
新党を動かしたのは邦夫氏、そして石原知事 きっかけは…
2次元児童ポルノ 石原知事「僕の目で見届ける」
「中国内陸部の資源事情とは…?」

園田氏らの退会了承=自民・古賀派(時事通信)
<山崎直子飛行士>巨大コンテナ取り付け作業開始(毎日新聞)
<雑記帳>愛知グルメ図鑑…県のホームページで紹介(毎日新聞)
行列「9時間待ち」!あのドーナツが名古屋進出(産経新聞)
<掘り出しニュース>カメ甲羅干し…前へ〜ならえ(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。